[映画]容疑者Xの献身
2008年10月4日公開/出演:福山雅治、堤真一、柴崎コウ他
「ガリレオ」は普段ドラマを見ない私が、珍しく熱心に追いかけていたドラマ。
そりゃ、映画も観に行かねば!というわけで、妹と待ち合わせて観に行ってきました。
原作は全てを見るまでは絶対に読むまいと思い、あえて未読。
面白かったです。
けれどやはり、TVドラマの延長上にある映画だなと思った。
わざわざ映画のスクリーンで観なくても、別に変わらないじゃんというアレ。
しかし、TVシリーズのノリを期待して観に行くと、肩透かしを喰らうかもしれません。
TVドラマでは「事件が起こる→湯川先生の計算と実験で証明→解決」
という黄金のパターンが出来ていて、いつも最後は綺麗に終わっていたのですが、
映画では、先生がいきなり計算を始めるようなシーンが見られなかったし、
(計算するシーンが少なかったので眼鏡オン率が極端に低かったんですよ!悔しい!)
事件が解決しても爽快さが全くなく、むしろ後味が悪いものでした。
湯川先生…ひいては探偵の罪をテーマに書かれているので、とても重いなあと。
全く関係ありませんが「名探偵コナン」のコナンとキッドを思い出しました。
あの時の先生は、いったいどんな気持ちで真相を語ったんだろうか。
それにしても、石神役の堤真一は演技が本当に上手いです。
もう彼が主役でもいいんじゃないか思うくらい、石神の存在感が凄くてね。
おかげで、福山雅治をはじめとしたレギュラー組はすっかり喰われてしまっていた感じ。
話の構成的に、ライバルの方が目立つのは仕方がないのですが…。
あ、首を吊ろうとしたシーンで「絶望先生!?」と不謹慎な事を思ったのは秘密です。
「容疑者Xの献身」映画公式サイト
文芸春秋の
特設サイトにある四色問題。
映画の公式サイトと違って時間制限がないので、ゆっくりと楽しめます。
何となく勘で解けてしまうあたり、自分は理系ではないのかしら…。
>>>ガリレオΦ(エピソードゼロ)「操縦る」
→
公式サイト
そういえば、感想を書こうと思って忘れていたのでメモ程度に。
映画公開日に放送された、2時間スペシャル版。
たっぷりとガリレオ先生の変人っぷりが堪能出来て良かったです。相変わらず素敵だ。
個人的には、助手の栗林さんの出番が多くて嬉しかったな〜。
口では文句を言いつつも、先生に尽くす栗林さんはヤバいです。萌えまくりです。
…というか、私は渡辺いっけいが好きなんだと思う。
今回は「エピソードゼロ」と題されているとおり、先生が初めて警察に協力した時の話。
また、回想の中で2人の学生時代のエピソードも明らかに。
学生時代のワンシーンに、映画に登場する石神もチラッと映ってましたね。
オール過去編という事で内海刑事の出番はゼロでしたが、これはこれで新鮮かも。
原作どおりだと、草薙刑事のままなんだっけ?つまり原作準拠だとこうなるんですね。
学生時代の2人は別の人が演じていたけど、それが絶妙に似ていて笑ってしまった。
先生色白すぎるし。うん、そろそろ原作本を買ってこようかな。