有川 浩著、角川文庫
―桜祭りの為に解放されていた米軍基地に、突然巨大なザリガニの大群が上陸した。
腹を空かせたザリガニは手当たりしだいに人間を襲い始め、祭りの喧騒は悲鳴へと打って変わる。
現場に居合わせた実習幹部生の夏木と冬原は、艦長の指示で逃げる子ども達の救出に向う。
そして、基地内に停泊中だった海上自衛隊潜水艦『きりしお』の中に彼らを避難させるが…?
「塩の街」「
空の中」に続く、通称”自衛隊三部作”の三作目。文庫版には番外編の「前夜祭」も収録。
旅行中に500ページ超の大ボリュームを一気に読了。めちゃめちゃ面白かった。
うん、とても面白かったですが…これを旅の供に持って行ったのは、ちょっと失敗だったなあ。
「
図書館戦争」のような甘いラブコメを想像して読み始めるのは危険です。
まさかこんなに怖い話だったとは…開始20ページでいきなり背筋が凍りましたからね。
あと、「海の底」の番外編が収録されている「
クジラの彼」を先に読んでしまったのも失敗だったかも。
あれは本編の後に読んでニヤニヤするもので、やはりデザートは先に食べちゃダメだな。
解説でも書かれていましたが、夏木と冬原のコンビは「図書館戦争」の堂上と小牧にそっくり。
でも、ヒロイン役の望は郁とはちょっと違うタイプで、強いんだけど生々しい所が身近に感じます。
だから望と夏木とのやり取りが…まあ、これは実際に読んだ人は分かりますよね。
また、助けを待つ子供たちの中で繰り広げられるドラマも面白かったです。青春という感じで。
有川作品はどれも映像化しやすそうですが、これは特に映画にしたら面白いと思う。
巨大スクリーンにCGでレガリスの大群を再現…ごめんなさい、実現したら泣くかもしれません。
人込みに酔ったのか、ケーキ食べ放題が祟ったのか、頭痛で死にそうになりながら帰宅。気持ち悪。
>>>サンシャイン国際水族館
友人の希望で久しぶりにサンシャイン水族館に行って来ました。
水族館は連休という事もあり、有り得ない人出でしたが、アシカショーとペンギンはいいものです。
で、最後に「Deep Sea〜深海の不思議な生きものたち〜」という展示を見たのですが…。
あれ?この展示してある「相模トラフ」ってあれじゃない?
最近読んだ「海の底」で出てきた…ここから勝手に一人で「海の底」ツアー開始。
という事は、サガミ・レガリスってこんな感じなんだろうか?
しばし脳内で襲ってきたシーンを想像中…こ、こないで!いやぁぁぁぁ!!
エビだけじゃ本当にあれなので、可愛いペンギンの写真で相殺。
飛び込もうとしてヨチヨチと歩いている姿が可愛かった♪
ペンギンって何でこんなに可愛いんだろう。
>>>コニカミノルタ プラネタリウム 「満天」
ゴスペラーズ〜星と大地のハーモニー〜
プラネタリウムに入ったのなんて、いったい何年ぶりだろう?
前回来た時は時間の関係で見られなかったので、無理を言ってこちらも見て来ました。
タイトルのとおり、ゴスペラーズの歌をフィーチャーした番組。
酒井さんの素敵なナレーションに沿って、北海道の春の星空が紹介される仕様なんですが、
思ったよりもしっかりとした内容で面白かったです。
プラネタリウムって独特の音響になってるので、響き方が普通と違うんですよね。
CDやライブで聴くのともまた違って、なかなか新鮮な感じでした。改めて「北極星」良い曲だなあ。
使われていた曲は以下のとおり↓
「Sky High」
「星屑の街」
「北極星」
「My Gift To You feat.木原健太郎」
「1, 2, 3 for 5」
JUGEMテーマ:
ライトノベル