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評価:
¥ 590
(2009-10-23)
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よしながふみ著、モーニングKC/講談社
「…サッポロ一番じゃ仕方ねーな 作ったら即食べだよな アレは」ううう…空腹な時にこの本を読むと、いてもたっても居られなくなるんですが!
最近めっきり料理をしなくなった私でも、食欲と共に料理欲もわいてくるのが不思議。
今回”年越しそば”ならぬ”年越しラーメン”をケンジが一人で作って食べる話があったけど、
それを読んで我慢出来なくなって、思わず「サッポロみそラーメン」を作って食べてしまいました。
ていうか、何でタイムリーにみそ味をストックしてあったんだろう?ウチの食料庫すごい。
(あ、この本を読んで誰かが買って来たという可能性もあったりして…あ、あはは。)
ほのぼのとしたタッチで描かれる、アラフォーゲイカップルの日々の食卓。
ささやかな幸せとしみじみとした幸せ。その両方を感じられるところがすごく良いです。
でも、よしなが先生は決して「山なし落ちなし〜」には持って行かない。
食事風景の合間にスルっとシリアスなドラマを挟んでくるあたり、さすがだと思う。
老後を見据えた将来設計や親の問題など、四十路男に付きまとう悩みをリアルに描き出す。
だから、ゴハンを食べている時くらいは幸せな気持ちでいたいんですよね。
シロさんの料理は趣味とストレス解消も兼ねているけど、きっとその原動力はシンプル。
相方のケンジが幸せそうに自分の料理を食べる顔。これが見たいからなんだと思う。
休日のブランチなんか本当に幸せそう。それにしても、シロさん手製のクレープ美味しそうだなあ。
最近は料理をする必要がないので作らないけど、休日のフレンチトーストだけは真剣に作ります。
>>>ぷち感想(アニメ映画)
VAP,INC(VAP)(D) (2007-10-24)
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「
茄子 アンダルシアの夏」が面白かったので、いつか続編も見たいと思っていたのですが、
NHKBSで前作と併せて放送してくれたのでようやく見ることが出来ました。
エヴァとジブリ以外のアニメ映画は、ほとんどBSで放送されているんじゃないかしら?
見たいなあと思った作品は、たいていNHKがフォローしてくれるのが嬉しい。
で、ようやく録画を消化する事が出来たので感想を少し。
前作ではスペインのアンダルシアが舞台となっていましたが、今回は日本がレースの舞台。
ジブリっぽい作画、自転車レースのスピード感、地味ながらも味のある人間ドラマ。
…うわああ、どれを取っても好みな要素ばかりじゃないか!
それをギュっと1時間弱に詰め込んであるのが良いですよね。最後まで密度が高い。
また、大泉洋をはじめとした役者の演技もすごくいいです。
「ああ、面白かった」と一言で言える作品って素晴らしいよなあ…私も自転車乗ろうかな。