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評価:
幻冬舎コミックス
¥ 945
(2009-07)
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評価:
幻冬舎コミックス
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(2009-08)
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妹尾 ゆふ子著(挿絵:ことき)、幻狼ファンタジアノベルス
―鳥たちに空飛ぶ力を取り戻し、北嶺の太守から”北嶺王”となった姫は、
平民であるヤエトを相とし、騎士団長のルーギンと共に自分の両翼となるように告げる。
姫の願いもあり、皇帝直々に四大貴族の1つである”黒狼公”の地位を与えられてしまったヤエト。
ヤエトは新しい”黒狼公”として、領地を治めながら北嶺との連携を図ろうとするが、
皇子達の後継者争い、ジェイサルドが抱える闇、沙漠の民、と次から次へと問題が積みあがる。
人々の様々な思惑が絡み合う中、ヤエトが恩寵の力で視たものとは…?
「本格隠居願望ファンタジー」という新たなジャンル(笑)を開拓した、「翼の帰る処」シリーズ第2弾。
今回も2段組で上下巻なので、読み応えたっぷりです。
どれだけページが多くても苦にならない、むしろ大歓迎というのは面白い本の証拠ですね。
また、実に良いところで挿絵が入っているので、自然とページを繰る手が止まらなくなってしまう。
作者もあとがきで絶賛していますが、こときさんの絵が本当に素敵なんですよ!
ヤエトのみならず、繊細なタッチのキャラは老若男女問わず魅力的で、物語を盛り上げてくれます。
話は急展開。しばらく北嶺で話が展開するものだと思っていたので、舞台が変わって驚きました。
でも、”黒狼公”としての任をこなすヤエトも良いです。
虚弱体質を抱えながらも、ビシバシと部下に命令を下す姿が似合っているなと思う。
その一方で、気心の知れた人の前では、意外と子どもっぽい所もあったりするのが面白いです。
下巻冒頭にあった姫へのささやかな復讐には、あまりに萌えすぎて死にそうになりました。
本人は真面目なつもりかもしれませんが…ヤエトは乙女を惑わしすぎですよ!けしからん!
さて、出世と共にヤエトが直面する問題は一地域から国へと広がりを見せていますが、
対の恩寵を持つ預言者の登場で、更に話が大きくなって行きそうですね。続きが楽しみです。
P3Pを休日に集中してプレイしていたせいで肩が凝り固まった。でも、プレイしてしまうんですよね。
>>>鋼の錬金術師FA 第31話「520センズの約束」
本編に登場する前に、ガンガンのCMをオリヴィエお姉さまが占拠してて笑った。大佐は左遷か。
ホークアイからイシュヴァール殲滅戦と、軍人としての生き方について聞かされたエド。
決意を新たにした兄弟は、錬丹術の秘密を求めてメイの行方を探そうとする。
一方、マルコーが犯した罪を聞かされたスカーは、兄の遺品を求めてメイ達と共に北へと向かう…。
いつの間にかもう、15巻辺り(2006年発行)の内容になっているのか。
本誌の最新話が25巻収録分だから…ちょうど1クールで5巻消化ペースって事かな。
どうもこの辺りから、単行本をあまり読み返さなくなっているんですよね…本誌は数回読むけど。
だから、アニメを見ていても「あれ?こんなシーン原作にあったっけ…?」と思うことが多い。
というわけで、久しぶりにこの辺の話をザッと読み返してみました。
やだ、何このマンガ超面白い…じゃなくて。
アニメで改変されている所が、1クール目と違ってきちんと考えられているなと思った。
エピソードの順番が違うだけなのですが、上手く関連付けているので分かりやすくなってます。
そんな中、ノックス先生のエピソードをきちんとやってくれたのが嬉しかった。
別れた家族との会話や、コーヒーカップの辺りで涙腺が…うわーん。